2014年4月25日 金曜日        千鳥別尺    小奴可    森湯谷   牧水    荒戸山    西江邸 
広島県庄原市東城町福代  「二本松峠」   8:20頃    9:10頃    10:00頃    10:40頃    12:20頃    13:50頃
岡山県新見市哲西町大竹                       


東城から新見に国道182号線を東進すれば、県境に「二本松公園」の標識が見える。




ここは古くは”備中街道”と呼ばれ、現在より北に旧道がある。



ここだな

牧水の

”幾山河越えさり行かばさびしさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく”の地は。









旧道の公園に向かう。



大きな榎が見えてくる。





この榎は、

「一里塚」の榎。大木と言うより史跡の木。







国境に建つ「二本松峠」。














国境には説明板があり、

江戸時代には番所があったこと、明治40年に牧水が歌を詠んだ事などが書いている。

















御境杭木(おさかいこう ぼく)と呼ばれる国境の門柱。














国境の広島県側。かつては峠越えの旅人相手の茶店もあったであろう。今は非常に静かな地。













中国山地へ連なる山が背後に控えている。














こちら岡山県側。





「二本松公園」は岡山県にある。















牧水が「幾山河越えさり行かば・・・」を詠んだいきさつが書かれてある。







明治34年、

鉄道は東京から馬韓(下関)まで開業している。



なぜ牧水は鉄道でもなく、船でもなく、山陽道でもなく・・・(わざわざ)この地を通り宮崎へ向かったのだろう?











再建された峠の茶店「熊谷屋」。





宿泊所を兼ねた茶店で、

ここに牧水は泊まったそうだ。







ため池に落ちた桜の花びら。







周囲の山々を見たり、

のどかな田園風景を眺めると



牧水が詠んだ気持ちが、

ほんの少しだけわかったような気になった。


----幾山河越えさり行かばさびしさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく---



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2014年4月28日