2008年12月16日 午前9:05〜10:50
福山市鞆町
鞆城から降りてきた。
この丁字路。
対潮楼の下、仙酔島渡船過ぎの丁字路は架橋により交差点になる予定。
鞆の町には「生活を優先」という大きな垂幕があった。
それは架橋を早く造り生活を守ってくれ、という願いのような感じを受けた。
では架橋を造れば生活が守れるのだろうか?
橋が出来て変化する生活は素通りする車が無くなるだけ。
橋ができたからからといって消防も下水も、まして医療や学校が便利になるという保証はなにひとつ無い。
(架橋に反対派のポスターが街角に貼ってある。
トンネルの方が工期が短い、費用が安いとの主張。)
福山は日本鋼管が進出後、大きな街になったが倉敷や尾道の知名度といまだ勝負できない。
無理もない、
福山の二枚看板である「福山城」の舟入遺構をつぶすのも、ここ「鞆の浦」への架橋も福山市長が率先して旗を振っているのだから。
やることが逆な市長と、それを選出する市民がいるようではお話にならない。
お隣の尾道市に見本がある。
いったい、あの狭い尾道水道を東西に埋めて向島と一体にしろという意見があっただろうか?
千光寺山へ坂道の住宅がつづくが、生活を守れという意見があっただろうか?
尾道と比べ福山は、市長とそして市民の文化レベルに相当の差があるとしか思えない。
2008年12月20日