2007年4月28日 午前7:40〜10:40
苫田郡鏡野町上斎原 岡山県立森林公園
いちど見たことのある水芭蕉の花。
その花の白い色は清楚で優雅で、何処でも真似の出来ない山の湿地の花。
えいちゃんが見た水芭蕉の花は、
福島県の山奥にある土湯温泉から、そのまた山奥にある湖に群生して咲いていた。感動するきれいな花だった。
岡山県でも、県北の山奥にある「岡山県立森林公園」というところに行けば水芭蕉があるというのを最近知った。
あの花はGWに開花する。
今年のGWの行き先の一つに岡山県立森林公園を決めよう。
その日が今日となった。
森林公園の管理棟で園内地図を取ろうとしたら、管理人のおばさんがストーブの薪をくべていた。
おばさんに「水芭蕉の花はこの地図の何処にあるのですか?」
すると、「私もこれから行きます、ごいっしょしましょう。」
その場所で、おばさんはトタンの柵を手でひらいた。
それは「イノシシから守っているのです。」
と、それがおばさんの朝夕の仕事の始まりと終わりのようすだった。
トタンの柵は二ヶ所あり、
その柵内が水芭蕉が咲いている湿地だった。
28年ぶりにご対面した水芭蕉の花。
感動するなあ。
おばさんが言うには、
「今年のこの公園は開けるのが早く4月のはじめでした、ふつうは月末のこの時期です。
そして、この時期は雪もまだまだ残っています。
ところが今年は雪も少なくて公園も早く開きました。
水芭蕉の花も咲き具合が少しへんで、それに見ごろを過ぎて色も欠けています。」
とのことだった。
この公園の水芭蕉は自生しているのでなく、植えられたもの。
しかも、その場所は囲った範囲で本数も少ない。
それでも、
こうして岡山県内に咲いているいうのは見事。
清楚な白の色に傷がついたような水芭蕉。
おばさんが、残念そうに言っていたのはこのことだな。
おばさん、咲いているだけで立派ですよ。
2007年4月28日