2006年4月22日 午前12:00ころ
倉敷市藤戸町 笹無山
「佐々木と聞けば、笹まで憎い。」
子を失った老母は山の笹をむしりとり、以後この山は”笹無山”と呼ばれ笹が生えることはなかった。
有名なこの話の「笹無山」に一度は行ってみたいと思いつつ、それから早くも30年がたった。
ここの辺は下電バスが走っているのか。
バス停の標識は井笠バスよりだいぶとええのう、ピカピカしとるわ。
まあ、ここまでくれば笹無山はすぐそこじゃな。
山の畑のおじさんに聞いた。
「この山が笹無山ですか?」
「わっはっはっはっは・・・・、・・・。」
えいちゃんの問いに、おじさんは返答に苦しそう。
「ガソリンスタンドの三叉路のとこを・・・・、まあるい小山になっとるから。」やっとこ、おじさんは道をおしえてくれた。
だいぶんと先のようだ。
結局、今日7人の人に尋ねることとなった。
最初、盛綱橋で聞いたご婦人が「尋ね尋ね行ったほうがいいですよ。」が正解だった。だいぶんと余分に歩いてしまった。
むかしからある岡山女子短期大学と、いまは岡山学院大学も兼ねる校舎が見え、手前に瀬戸自動車道。
そのとこに「笹無山」はあった。
じゃじゃじゃああああん、
これが笹無山。
ちゃんと標識も説明看板もある。
笹無山の全景↓。
山の標高は4〜5mほど。
とても山とはいえない。
おまけに小さい。
この程度の規模なら、たしかに老母が独りで笹を全部むしり取ることができるのう、と変に納得。
山頂(?)に登ると岩がごろごろ。
単なる盛土の規模だが、そこは「笹無山」。
木がこんもり繁り、なにやら源平時代からの岩か!
おや?! 、”笹有山” ではないか↓。!!!!!
まあ、あれから900年も経っているからな。
たいした「笹無山」ではなかったが、今日は一度は来ておかなくてはおえん。
づーーーと思いつづけた目的をいっこ果たした、
そういう気持ちで帰ってきた。
2006年4月22日