2004年7月30日 午前6:10ころ
笠岡市西の浜 笠岡港常夜灯
古くから、笠岡の港を見守りつづけてきた常夜灯。
どれほど古くから?
といえば。
石とコンクリートで造られているとこから思うに大正以降だろうな。
(作られた年は刻まれてなかった)
港の神さまのような存在であり、かつて港町笠岡に入港する船乗りの人たちの目印。
町民にとっては岬の端の象徴。
たぶん、そうだったろう。
戦後すぐの頃。
木山従平が井伏鱒二を笠岡に迎え、この岸壁のうえを二人歩いた。
至福の時だったと書き残している。
港はにぎわっていただろうが、それは今の国道二号線付近のこと。
堤防のうえはいつの時も静か、たまに釣り人がいたくらいだろう。
西の浜のクレーンが無くなる頃から堤防西側はだんだんと埋め立てられ。
今は常夜灯のふもとまで陸地になった。
それでも。
笠岡水道になった今でも。
この常夜灯はひとつの笠岡の名物に違いない。
2004年7月30日