相馬の通訳
福島県相馬市に松川というところがある。
元は漁港で新相馬港。
ここに現場事務所を建てていた。
以前の工事が終了したが、今後の工事受注をすることに備えてそのままにしていた。
空き家の状態なのでときたま見に行くことがあった。
その土地は漁師さんの所有地。
漁師さんは事務所の近所だったので話す機会はあった。
そして土地の賃借契約が更新の時期になった。
課長から更新について内容の指示を受けたが、僕には自信がなかった。
なぜなら相手は相馬弁。
土地の漁師さんなので相手かまわず相馬弁いっぽん。
話は半分と聞き取れない。
したがって交渉話は不可能。
やむなく通訳を連れていくことにした。
小名浜生まれのmくんを同行した。
mくんが同席してくれているというだけで安心感があり、その日はただの相馬ドライブの日でおわった。
なごやかに契約をしたが雰囲気だけで話はわからなかった。
2004年10月20日