大気汚染


『岡山県史』
1973年(昭和48)5月に国の環境基準が改定されるとともに、硫黄酸化物の基準が強化され、窒素酸化物の環境基準も設けられた。
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水島以外で大気汚染問題の起こった場所としては(1)備前市を中心とする地域(耐火煉瓦工業)、(2)玉野市日比の精錬所周辺、(3)笠岡市における広島県福山市の製鉄所からの越県公害、(4)赤磐・御津郡境付近の弁柄工場による大気汚染があげられる。
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笠岡市の場合、福山市東端の日本鋼管福山製鉄所からの排煙が流入するとして、福山市に隣接する茂平(もびら)などの地域で越県公害が問題となり、岡山県は笠岡市・福山市と協力して1977年と1981年に硫黄酸化物・窒素酸化物についての大気汚染対策を策定した。

2000年09月30日