「山中道路」

鹿屋の町をでて岩川に走る

途中まっすぐな道が山の中に伸びている。「ここは、山中道路だよ」と先輩がいう。

ふーんそんな感じだね。と勝手に思っていたが、そうではなかった。

山の中の道路でなく、あの中曽根さんのライバルの山中さんの…つくったので…山中道路であった。

鹿児島は、特に大隅は貧しいところであるが高山(こうやま、と読む)の二階堂、志布志の山中は当時地盤を分け合い自民党の中堅以上の存在であった。会社が雇う人は「直営」といって、めずらしく下請けをつかわず直接雇用していた。

かごんま弁まるだしでしゃべり、我々職員に対しては少し標準語がまざった言葉で話してくれた。

宮崎県に近い志布志町夏井で、道路工事をしていた。ここの人のしゃべる言葉はホントまったくわからなかった。

九州人といのは、「汽車に乗って下関までは標準語でしゃべるが、関門トンネルを抜けると九州弁に変える」って聞いたけど、そうだろな。


99・11・28


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