昭和46年春。3月31日、翌4月1日広島である入社式に出席する僕は笠岡駅から広島行きの準急列車を待っていた。
笠岡駅はにぎわい、井笠鉄道側には黒山の人がいた。おおきなカメラや立派なカメラを持った人たちであふれていた。
僕の乗った下り準急が駅をでると井笠鉄道の沿道も同じで大和座までづっとカメラの人たちが続いていた。
僕は学生生活を終えて旅立つ日であったので、気持ちは明日から始まる新生活がどういうものか、希望や夢や不安などを想像することでいっぱいだった。
2002年3月13日