長男の就職母の日の贈り物


長男おさむはこの年の春、大学を卒業し鋼管の関連会社に就職した。就職に際しては当時衆議院当選1回か2回かの加藤六月議員の世話になった。


2002年9月15日 (母の話)

初月給を貰うたおさむから、「履物」を贈ってもらった。

東京から送ってくれた。ええもんじゃった。二三回履いた。

それ(履物)は大事にして、今でもしもうて持っておる。


その日からもう30年以上経っている。今も大切に保管している。


この贈り物の話は家族内では「落ち」があることで当時から話題にもなっていた。

長男からの母の日の贈り物に感激した両親の元には、その二三日後。
「金を送ってくれ」の催促が来た。まだ初月給をもらっただけでの東京生活には高価な「贈り物」は結果キツすぎたようだ。


2002年9月21日