「ああ上野駅」へ
昔も今も…隠れた…ベストセラーの「家の光」、その田園ソングから男船の井沢八郎が歌った「ああ上野駅」は僕が高校一年生の時。
それから十数年して福島県に赴任した私は何回となく上野駅に降りた。
そしてまた十数年、東京にいったついでに久しぶりに「上野駅」に行った。
アメ横で2000円の時計を買った。上野公園の西郷さんはちいさく感じた。公園には変わらずホームレスがいた。そしてガードをくぐりなつかしい上野駅に着いた。駅舎はそのまま。駅内のあのアーケードもそのまま。いちばんなつかしい…なつかしさを期待していた…あのにおいもそのまま。
笠岡市出身の僕にとっても やはり 上野は心の駅 そのものであった。
ところで、2000円の時計は笠岡に帰ってくる時にもう10分もくるっていた。
99−6/14