水島に揺らぐ農民・・・働き手は続々と出稼ぎ 山陽新聞「世相おかやま」より

水島工業地帯建設ブームのあおりで都窪・倉敷地方の農村は”農村経営の危機”に直面している。

若い働き手が農村にいないため「昼火事には手のほどこしようがない。」と年寄りたちは嘆き、農業技術指導員は「指導の相手がいない」と訴えるほど。

現金収入を求めての出稼ぎから、さらに離農へ。米麦農業は揺れ動いている。


いうまでもなく、これは『水島ブーム』のあおり。狭められてきた現金収入の道を、工業基地の建設現場から得ようとしている農村の実体だ。

「10アールの小麦など水島で働けば20日間で収穫できる。」・・・


36・4・23
上記の記事は水島を福山・鋼管に、都窪を茂平に変えればソックリと、当時の農漁村・茂平にあてはまる。

2001年1月6日