蝉の幼虫はトウガキの根元を狙う

夏休みの夕方は蝉の幼虫。

蝉の幼虫はトウガキの根元。それも赤トウガキ。

茂平の果物畑といえば桃・ブドウ・いちじく・ビワ・みかん。
桃は山の斜面の畑の為、遠方になる。
ブドウにはすくない、いてもちーちー蝉。
ビワは木が大きすぎて蝉の穴が見えない。
みかんは蝉がすくない、当時みかん畑もあまりなかった。

夕方でかけ、暗くならないうちに家に帰る。蝉の幼虫がいる、しかもクマゼミ。
この条件を満たすのは赤トウガキの畑だった。

毎夕同じことの繰り返しで、穴から出たばかりの幼虫、木に登っている幼虫を数匹つかまえては家に持って帰る。

晩ご飯を食べた後見に行くと、家の柱に離した幼虫は脱皮を済ませ蝉殻で羽根が固まるのを待っていた。

兄・おさむと弟・えいちゃん


2002年3月20日


撮影日2002年8月14日 茂平


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