新聞にも載ったしずやんの死



”しずやん”は漁師をしていた。しずやんは自分で取ったフグを食べた。そして死んだ。


しずやんは酒飲みでもあった。

フグにあたるのは昔からあった。が、2〜3日で直とった。
しずやんが死んだので、それからは茂平ではフグの腹は食わんようになった。


その時はしずやんだけでなく(息子の漁師の)ひーちゃんもあたった。
ひーちゃんはちょっとなか寝とったが直った。

あんまり美味いんで、(家族の)みんなが食べた後もしずやんは一人残った汁をすった。

一番良く食べたしずやんが、死んだ。








2000・6・24