お祖父さんはキセルをポンポ

祖父はずっときざみタバコを吸っていた。父は両切りの「しんせい」を吸っていた。

詰めるのが楽しみじゃったんじゃろうね。(きざみを手にとる。適量。おもむろにキセルに詰める。火をつける。・・・、そういう間合い。)
そう思っておじいちゃんを見ょうた。



煙管の先が詰まった時は、ほじくる物をだして。そして(嬉しそうなそぶりで)詰まったもの(タバコのヤニ)を出していた。
キレイにしたら、それからまた。タバコを詰めていた。火をつけて「は〜〜〜」っと、満足そうに。

それで二三べん吸ったら、ポンポンと叩いていた。

おじいさんの吸うタバコは(今、僕が吸っているマイルドセブンの匂いと違い)いい匂いがして、きらいじゃなかった。

最後のへん(亡くなる前の頃)は危ないから止めた。

祖父は畑に行く時は、腰にタバコ入れをぶら下げていた

2002年1月25日

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