「娘船頭さん」は美空ひばりが石浜明と映画と歌で流行った。
その頃美空ひばりは石浜明と「伊豆の踊り子」と映画にでたりしていた。
少女雑誌のグラビアにいつも載っていた。
それは僕の子供のいちばん最初頃の雑誌の思い出でもある。
「港町十三番地」 そのころ賀山のおばちゃんの家のことで 昭和32年前後の井原市賀山での話
母の実家・賀山ではすぐ隣りの本家と家族同様の付き合いをしていた。
ある夏休みの夜、本家のおばさんは言った。
「美空ひばりは、もう笠岡には来ん。」
「笠岡駅で尻をさわられた、それでもう笠岡には来ん。」
笠岡に来た、または降りた時ファン・見物の人に尻をさわられたことを恨んでいるので笠岡にはこない。その話は現実味をおびた話として聞いていた。
事実、笠岡に美空ひばりが来たことはない。亡くなるまで。
「旅笠道中」
この歌には日本の原点みたいなメロディと詞がある。
もしもし石の地蔵さん西へ行くのはこっちかえ?黙っていてはわからない。ぽっかり浮かんだ白い雲〜〜〜♪
もしもし野田の案山子さん!・・・スミレ・タンポポ花盛り、なにやら楽しい旅心〜〜〜♪
こんなのんびりと平和な歌はめずらしい。
僕が小学校の3年生頃にはやった。よく歌った。
2002年5月3日