国が決めたお金で、売り買いじゃった。・・・といいながらも通貨の価値が決まらない時代に。 ウチでは売りも買いも無かった。 売り買いは、その土地で小作をしていた人が、買う。というのが一般であった。 地主はどうしてもここはいる、というところのみが残った。 小迫なんか、ほとんど取られた(売った)。塩田のトコがちょと残っただけじゃ。 買った方が大きぅなったので、結局売ったほうが泣いた。 下(みせんした)で、小作をしょうたもんは皆、自分の物になってしもうた。 えれえ時代になったもんじゃった。 漁師は? 漁師は関係なかった。 1999・12・3 |
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