人命を救ったペニシリン 講談社・昭和より


ペニシリンは、肺炎・中耳炎・破傷風・結膜炎・性病など細菌類の病気に効き、副作用もほとんどない「夢の万能薬」といわれた。

 20年天皇の「人間宣言」を執筆中の幣原喜重郎首相が肺炎となりGHQの軍医長がペニシリンを射った。その効果は強力だった。

値段は昭和21年3930円から23年には513円まで下がった。


ペニシリンは万能じゃった。よう効きょうた。

肺炎なってもペニシリンを注射すりぁいっぺんに直りょうた。

戦前はなかった。

戦後は病気のひとも多く、なにぃでも効くんでなんでもペニシリンじゃった。





2000・8・20