(2002・1・1 母の話)
賀山からお爺さんがひてぇがかりで参りょうた。
握り飯を二日分してやりょうた。
神島へ参るんが楽しみで毎年参りょうた。
”そうへい”言うお爺さん。(注・母の祖父、昭和10年代はじめに死亡か?)
「蛸村の峠を越したら、笠岡が近ぅなりくつろぐ。」ゆうてようようた。
(伏越から船で神島へ行っていたようだ。乗り物はその部分だけ、すべて徒歩)
しゅうべい庵言ぅ宿へ泊まりょうた。そこへ泊まりょうた。
現・井原市西江原町賀山から一泊での笠岡市の神島88ヶ所参り。神島への渡船以外すべて徒歩。
(笠岡湾・昭和10年)