資料・昭和恐慌城見村 笠岡市史V
昭和初期には、金融恐慌から昭和恐慌へと経済界の不況が続いた。
昭和4年の金解禁恐慌に始まる昭和恐慌は、岡山県下の中小企業のみならず農家経済にも深刻な打撃を与えるところとなった。特に生糸と繭の暴落に始まる農村恐慌となって現われた。
岡山県下の農業生産価格は、昭和6年で昭和3年時の約60%にまで低下した。
養蚕農家が昭和恐慌により大きな打撃を受けた。
城見村 | |||
養蚕戸数(戸) | 繭数量(貫) | 繭価格(円) | |
昭和3年 | 69 | 871 | 5522 |
昭和5年 | 80 | 1100 | 4268 |
昭和7年 | 74 | 661 | 1784 |
2001年9月20日