福山市史・福山大空襲2 福山市の防空体制


陸軍は沖野上町の兵営に暁部隊が頑張っていたのをはじめ、市内各所に多数の将兵が駐屯し、木之庄仁吾方面の民家にも大勢が民宿していた。

武器が少なくて「竹槍を肩にして列を組み東西を馳駆」していたため、市民は一抹の不安を覚えたが、「本土防衛の為活躍」してくれるものと期待していた。


海軍は大津野村野々浜の飛行場に将兵が多数配置され、飛行機も毎日上空を飛翔していたので、まことに頼もしく思われた。



【次へ】