隣のおばあさんの代筆をする (母の話)


隣のカーさんとこのおばあさんはしっかりしていた。

学校に行ってなく、字が書けなんだ。
それで代筆を頼みによく来た。

家のモンに知られたら困る、内容の時に来ていた。

字はかけなんだが、そりゃあかしこかった。

もし学校に行っとったら優等生じゃろうゆうくらいじゃった。



作者が小学生の頃(昭和30年代)、学校の先生は近所への配り物があるとき「字がよめないおじいさん、おばあさんがいたら読んであげてください。」と言っていた。


当時(作者注・明治10〜20年代生まれ?)でも、学校に3〜4年くらいはほとんど行っていいたので字は大体の人が読めていた。
気の毒な場合の人がいたが、そういう人が学校に行ってない。

(とうふ屋のおばあさんは、読めなかったが・・と言うと)とうふ屋のおばあさんも「子供の頃、マンが悪かった」と、よう言ようた。

2001年4月8日