食べ物は


ひょう量不足で食べずに歩くこともあった。

現地人が植えている大根・きゅうり・人参・ナンバ・など。


生で食べる、焼けば煙が出るので敵に狙われる。

昼でも煙はわかるので隠れて焼かないで(生で)食べていた。


『岡山県軍史』漢口攻略戦・光州への行軍176頁・・・によれば

「33旅団はたいした戦闘を行うことなく行進したが8月末の炎天下であり日射病にかかるもの多く、かつコレラ患者が発生して倒れる者多く、行軍の労苦をしみじみ味わう。
兵隊は唯だ黙々と歩みつづける。その労苦は倍加し、敵兵の出現を願う気持ちとなる。戦闘となると停止し、一休みできるからである。
倒れた戦友の死体をダビに附す暇もなく、道端の戦友を抱き起こす力も、通りこす兵隊になくその足もふらふらしている。
マラリヤは蔓延し、糧秣は現地徴収のため不足している。
この行軍は実に難行軍で惨たんたるものであった。



2000年07月10日