野戦の寝床は


徐州戦から漢口戦までは兵舎に泊まるといことは無かった。
すべて野営である。

日中歩き、そのままの服で野営する。
頭の辺にものをかぶせるだけ。

風呂などは戦闘(占領後の安定したところでは)後、ドラム缶で沸かして入ることもあった。
が、川などで垢を落とす。

いつでも「戦闘」といえば対応できる前提で寝ておる。

交替で常に銃をもって見張っている。番で変わるがわるしとった。
敵はいつくるかわからんから。

野営も青天以外に民家の長屋などで寝ることも多かった。
兵列をみた場合その間逃げているから空家になっている。
そういう場合は長屋のようなところで並んで寝ていた。

兵舎に寝た事はない。


2000年07月09日