2023年10月5日 木曜日 12:23〜13:53 | |||||
倉敷市林・ 五流尊瀧院 | |||||
五流尊瀧院 「大権現大祭」 |
五流尊瀧院の三重塔の南側に後鳥羽上皇宝塔がある。
承久の変で隠岐の島に流罪になった後鳥羽上皇、
その息子は児島に流罪になり、父の死を悼み宝塔を建てた。
五流尊瀧院の本殿前には、児島高徳の碑もある。
後鳥羽上皇の100年後、後醍醐天皇も隠岐の島に流罪になった。
なにかと皇室に縁のある 五流尊瀧院だ。
山伏一行は三重塔前の護摩壇に向かう。
高梁川流域デジタルアーカイブ
護摩供養
「五流尊瀧院の採燈大護摩」は、毎年、新暦10月4日から5日にかけての大権現大祭で行われます。
「採燈大護摩」とは、護摩台(直径約10pの長さ1.5m〜2mの松の丸太を16本を井桁に組み、
その中に割木を詰め、檜葉を被せた約2.5m四方、高さ約3mの生木の山)を作り、
護摩木を焼き、火を焚いて仏を招いて、その仏に願事の達成を祈願するものです。
全国から集まった大勢の山伏たちによって行われる「採燈大護摩」は、結界儀式に特色があります。
まず、法螺の合図で山伏たちが入場した後、
東西南北中央及び鬼門の悪魔を弓矢で射落す法弓の儀式があり、
次いで法剣、
そして、斧によって護摩壇のまわりの悪魔が切られ清められると伝えられています。
「採燈大護摩」は、一般信者にとっては、
山での厳しい修行を積んだ山伏に火を焚いて、仏を招いてもらい、自分たちの願事の達成を一緒に祈ってもらうという信仰に支えられています。
燃えさかる護摩の火をあぶれば、ご利益があると信じられており、「採燈大護摩」の火を幾重にも取り囲んだ信者たちは、火を手にかざし、その手を体の各所に当てます。
また、守り札を火であぶり、それらを信者に配ります。
その後で、山伏問答がある。
次に矢を放つ、法弓の儀式。
矢は東西南北、など六方へ矢を放つ。
護摩の前で儀式。
五流尊瀧院 「大権現大祭」B
2023年10月6日