2021年12月25日  土曜日   JR予讃線・特急しおかぜ18号  松山駅〜岡山駅              
松山城    堀端    道後温泉   松山    岡山    笠岡  
7:30頃    10:00頃    10:25〜11:45   12:09・12:21   15:11・15:23   16:07  
                         



JR松山駅。









1927年(昭和2)にようやく愛媛県庁所在地の松山に到達したが、
すでにそこには明治21年開業の伊予鉄道によって、都市交通のネットワークができていた。
松山から先は地形が険しく、地元の誘致合戦もルートの選定を遅らせたが、
結局は戦時中の輸送需要が追い風となり、終戦直前のゴールインとなった。

「山陽本線・四国各線」  山と渓谷社  2020年発行












弁当とお酒を買って電車に乗る。














12時21分発の特急「しおかぜ18号」に乗る。








「しおかぜ」は「いしづち」と同時発車。

つまり連結していて、宇多津駅で岡山行きと高松行に分離される。








松山駅を出発した特急「しおかぜ」は伊予灘を左に見ながら進む。

中島諸島。













やがて広島県倉橋島方面の海。












これを↓飲みながら、いつも車窓風景を見ている。













瓦で有名な菊間。

菊間の太陽石油。













今治市波方町の海山公園、その山頂には海山城天守閣(展望台)。








こちら”日本100名城”の今治城。










海山城・今治城を中にして、その東西に造船所がある。


大西町にある「新来島ドッグ」、

かつて高倉健の”網走番外地”にも登場した開かれた造船所。










来島海峡大橋の下、波止浜。

今治造船・桧垣造船・新来島ドックのクレーンが林立する。




この波止浜のクレーン郡は一見の価値がある。





ディーゼル王国
四国は蒸気機関車の引退が早く、予讃線では昭和43年に無煙化(ディーゼル化)を達成していた。
昭和47年に四国初の特急「しおかぜ」(予讃本線)「南風(なんぷう)」(土讃本線)が登場。
平成2年には振り子式気動車が登場、さらに平成5年には高松〜伊予市間の電化が完成。
岡山〜松山間はさらなるスピードアップを遂げている。

「山陽本線・四国各線」  山と渓谷社  2020年発行


貨物列車
坂出・新居浜・西条・今治・伊予三島には大きな工場が立ち並ぶ。
そのため、予讃線には現在の四国の鉄道路線では唯一、貨物列車が運行されている。

「山陽本線・四国各線」  山と渓谷社  2020年発行






列車は西条市ふきんを走る。











やがて右手に四国山脈が迫るように見えてくる。











ここでえいちゃん、空いている右側の席へ移動する(石槌山が見える間)。









雄大な眺めだ。











でも、どの峯が西日本最高峰・石槌山(1982m)なのかわからなかった。












新居浜駅に着いた。












製紙の町、エリエールの町、四国中央市の伊予三島駅。









四国中央市の川之江。

街の中央に聳える「川之江城」。











予讃線は、愛媛県から香川県にはいる。




この写真の正面位に、「寛永通宝」の砂絵で有名な観音寺市琴引公園がある。











右手の島が三豊市の「津島」で、橋がつながっている。

しかし、それはお祭りの日だけで普段は渡ることができない。

橋の四国本土側には「津島ノ宮」駅があるが、この駅もお祭りの日以外は閉鎖されている。


(津島)

予讃線は海の見える区間が多い。
多度津の西の海岸寺〜津島の宮臨時駅〜詫間間は、絶景区間の代表と言える。

海上に津嶋神社を望みつつ
波打ち際のそばを列車が走る。


「山陽本線・四国各線」  山と渓谷社  2020年発行








やがて笠岡市から見慣れた島、

(左から)佐柳島・小島・高見島が見えてきた。

島の向こう側が笠岡市。












多度津の桃陵公園、少林寺拳法の少林寺が見えてきた。












多度津は鉄道の町であり、







予讃線のルーツは1889年(明治2)開業の讃岐鉄道(丸亀〜多度津〜琴平)にある。
金毘羅さんへの参拝ルートを形成したが、1890(明治30)の高松〜丸亀間開業、
明治39年国有鉄道讃岐線となった。
ひたすら西へ延ばして宇和島まで到達した路線である。

「山陽本線・四国各線」  山と渓谷社  2020年発行












造船の町。

長く波止浜造船だったが、いまは「今治造船」。










この撮鉄さんは、何を写しているかと言えば・・・・・


ここは「宇多津」駅で、

ココで列車は二つの特急に分離される。その瞬間を撮ろうとしている。






それで、

この宇多津駅を過ぎると、四国にはお別れすることになる。







宇多津を発車すると、まもなく列車は瀬戸大橋になった。正面にゴールドタワーが見える。












瀬戸大橋、坂出市。






高見島、佐柳島を見る。











坂出市与島。














瀬戸大橋は香川県から岡山県になる。













終点、岡山駅に着いた。























一番日が短い時で、早く松山を出発したつもりだったが、

笠岡に着くころには応神山は夕日になりかけていた。



(里庄町浜中ふきん)



知らない街を歩くも、見るのも

そして知った町を歩くのも、見るのも、それなりに以上に面白い。


またJRの「トクトクきっぷ」が発売されたら、(乏しい予算の範囲内で)利用したいと思っている。



NHK紅白歌合戦出場「藤井風」応援幕




2021年12月28日