2021年12月1日  水曜日   奈良県生駒郡平群町”信貴山”朝護孫子寺            
笠岡   王寺     住吉大社    笠岡   
 6:04   9:09〜12:30       13:10〜13:54   16:10   



これより「本堂」へお参りする。






本堂前の石段の紅葉。












何度も書いているように、

本堂は舞台が工事中。


















本堂前の虚空蔵菩薩。












霊宝館にはいる。







国宝の絵巻”信貴山縁起”がある。


絵巻とは・・・・

横長の巻物に描かれた絵と、それに対応する説明の文章(詞書)とからなる絵画作品。
これを「絵巻」あるいは「絵巻物」という。
物語・説話・戦記・寺社縁起・高僧の伝記・神仏の霊験譚などで、作品になんらかのストーリーがある場合に限る。
源流は中国でだが、日本特有の「大和絵」の成立と不可分の関係にあった。
現存する四大絵巻(源氏物語絵巻・信貴山縁起・伴大納言絵巻・鳥獣人物戯画)は、
そのもっとも完成した姿を示すものであろう。

紙をつないで作られる横長の画面

例外的に絹本もあるが、紙本である。
縦はおおむね32〜33センチ、
横は、巻いたときに太くなりすぎないように、最長でも17メートルが限度であろう。

絵巻の鑑賞

「開き、巻く」という一連の動作を繰り返すことが、絵画鑑賞の必須の前提であった。
その際、開ける画面は普通の人の肩幅くらい、60〜80センチが適当だろう。
画面を右から左へ開き、
その画面をいったん巻き、再び右から左へ開く、
その作業をくり返しつつ見る。






信貴山縁起 〜ストーリー展開は息をもつかせぬ大スペクタクル〜

名場面

長者の家は上を下への大騒動

大和国信貴山の僧妙蓮の法力によって、
鉢の上に長者の米倉が載せられて飛ばされる。
絵巻の横長画面を巧みに使って、空高く飛んで行く倉から地上で驚き慌てる人々の様子までが描かれている。
人々は、少々オーバーアクションともいえる動作で、飛んで行く倉を追いかける。
現代のマンガ家だって、わざとらしくてこれほど大げさには描くまい。
だが、その民衆のポーズや表情が、絵師のうまさである。


「すぐわかる絵巻の見かた」 榊原悟 東京美術  2004年発行


奈良時代の庶民がおもしろく、生々しく描かれていた。

興味深く巻物を三周して見た。(3回見た)










成福院へ進む。












成福院の周囲は紅葉や秋色に包まれていた。























「聖徳太子御像」、

像の上でカラスがきょろきょろ。






信貴山朝護孫子寺は、

「今から1400年前、

聖徳太子が、朝敵物部氏を討伐のため、信貴山に戦勝を祈願すると毘沙門天が出現し、必勝の秘法を授けた」

といわれている。


(Wikipedia)

聖徳太子(しょうとくたいし)

飛鳥時代の皇族・政治家。用明天皇の第二皇子、母は欽明天皇の皇女・穴穂部間人皇女。

「聖徳太子」は後世の尊称ないし諡号。
また、厩戸皇子(うまやどのみこ、うまやどのおうじ)、厩戸王(うまやとおう)など本名は厩戸と言われることも多いが、
戦後に推定された名が広まったものであり、古代の文献には見えない。

叔母の推古天皇のもと、蘇我馬子と協調して政治を行い、
国際的緊張のなかで遣隋使を派遣するなど大陸の進んだ文化や制度をとりいれて、
冠位十二階や十七条憲法を定めるなど天皇を中心とした中央集権国家体制の確立を図った他、
仏教を厚く信仰し興隆につとめていた。














信貴山朝護孫子寺D開運橋
「JR西日本関西どこでもきっぷ」(2021.12.1)



2021年12月4日