2018年10月25日   木曜日     伏越港    北木島    伏越港 
笠岡市北木島町    10:00   10:47(金風呂) 〜14:00(豊浦)    15:32
          小説「潮待ちの宿」石切りの島 (作者・伊東潤)  を歩く




志鶴が十七歳になった文久二年(1862)、世の中は不穏な空気に包まれていた。

世情が不安になれば、城や寺社の改修も先送りになる。

そのためここ数年、石工や石運びの仕事が減り、技術を悪用する者がでている。




これから、大浦より楠へ向かう。


北木中学校前。






志鶴は男の後を追った。


道は海岸沿いに、猫岩と重ね岩のある楠港を越え、矢倉の鼻を回り込んで三つの港へと続いてい入る。




















手島(丸亀市)が見える。
















楠が見えてきた。















佐柳島と真鍋島。
















船が北木島に近づいてくると、浜に転がる無数の大石が見えてきた。

「あっ、あれは」

志鶴の指さす先に、ひときわ大きな岩があった。

「あれは猫岩だ。猫の顔のように見えるだろう」

「あっ、あれは何ですか」

「あれは重ね岩というんだ」















元北木小学校楠分校。












楠の蛭子神社。














高校生の時、楠に中学校の同級生とキャンプに来たが

その当時とまったく変わらない家並み。

















楠の海にコンクリートパイルが打ち込んである。

鴎が貸し切りで使用中。
















楠海水浴場、その向こうに佐柳島。

















楠から矢倉の鼻まで、美しい海岸線が曲がりながらつづく。







「潮待ちの宿」D金風呂〜笠岡港



2018年10月27日