2018年10月25日 木曜日 | 伏越港 | ![]() |
北木島 | ![]() |
伏越港 | ||
笠岡市北木島町 | 10:00 | 10:47(金風呂) 〜14:00(豊浦) | 15:32 | ||||
小説「潮待ちの宿」石切りの島 (作者・伊東潤) を歩く |
夏に咲く花、グラジオラス。豊浦に多い。
横穴式の古墳。
残念ながら説明板がない。
大浦への峠越えの道は、じつは「通行止め」の標識があった。
行けるところまで行こうと思った。
峠を越えて前面に真鍋島などが見えだした。
ほぼ峠越えの道が終わるころ通行止めの場所があった。
土石流が元北木小学校の校庭まで流れていた。
注意して、一歩づつ踏んで通った。
静かな瀬戸内海。
前に見えるのは、手島と広島。
大浦に下りた。
やがて船が大浦港の船溜まりに着いた。
ここは石船の積出港ではないものの、北木島の表玄関とも言える港だ。
一行は北木島の繁華な通りを抜けていった。
ここには石工や石材関係者が常時二百から三百いて、居酒屋や女郎屋にたむろしていた。
三月三日の夜、北木島では「流し雛」という神事が行われる。
これは明神信仰に基づくもので、
麦藁で作った「空船(うつろぶね)」に、桃の花や餅とともに紙で作った雛を乗せて海に流すと、その年は無病息災でいられるという厄除け行事だ。
藁で作った「空船」がどれだけ沖へ流されていくかで、皆は一喜一憂している。
志鶴は「空船」を押しやった。
空船の灯火は、いつまでも見えていた。
「潮待ちの宿」C大浦〜楠
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2018年10月27日