2018年10月25日 木曜日 | 伏越港 | ![]() |
北木島 | ![]() |
伏越港 | ||
笠岡市北木島町 | 10:00 | 10:47(金風呂) 〜14:00(豊浦) | 15:32 | ||||
小説「潮待ちの宿」石切りの島 (作者・伊東潤) を歩く |
売れっ子作家の伊東潤氏は現在山陽新聞などに「茶聖」を連載中。
多忙故にか文芸春秋『オール読物』に連載中の”潮待ちの宿”も、めっきり掲載ペースが落ちた。
久々に2018年10月号に「潮待ちの宿・石切りの島」が掲載された。
小説「潮待ちの宿」は名を「真なべ屋」といい、
笠神社の下ふきんに在る。
「真なべ屋」に行ってみよう。
このあたりかかな?
江戸末期に「真なべ屋」があったところ。
真なべ屋では、粋な女将さんと
「志鶴ちゃん」という15〜16歳の賢い小娘が店を切り盛りしていた。
以下は「潮待ちの宿・石切りの島」より転記する。
笠岡には、唯一と言っていい名産品がある。
石だ。
志鶴が食材の仕込みに港に行くと、北木島や白石島で切り出された石を積んだ船が停泊していることがある。
石船は島々から運び出した石を大坂方面へと運ぶのだが、その時、笠岡に一泊していくのが常だった。
伏越港にフェリーが着いた。
市場で食材の仕込みをした志鶴が真なべ屋に戻ると、佐吉親分が煙草を吸っていた。
「あら、親分、こんなに早くからどうしたんですか」
志鶴は明るく問うたが、親分はいつになく沈んだ顔で答えた。
「身内に不幸があって、朝一の船で北木島に行く。ここで朝飯を食っていこうと思ってな」
親分と志鶴は北木島に向かった。
北木島↑、大島↓。
水島灘方面。
やがて船は北木島の金風呂港に着いた。
船の自販機に掲示されていた。
がんばれ! 千鳥
千鳥「大悟」のふるさと 北木島へようこそ!
「潮待ちの宿」石切りの島A北木島・金風呂〜豊浦
BCD
2018年10月27日