2018年6月30日  土曜日         秋田県北秋田市阿仁          道の駅あに マタギの里    
ホテル    八幡平    渋民村    角館    田沢湖    能代・大館    羽田    岡山 
 7:41発    8:03    9:30頃   11:50〜13:05    13:50頃   16:08〜 18:05   19:20・20:10     21:30


角館から大館能代空港に向かった。

いちおう2時間前に空港に着こうと思った。道路が雨での通行止めの心配もあった。






角館から空港の中間ほどに「道の駅あに マタギの里」がある。

もし、時間に余裕があれば更に奥のマタギ資料館にも行きたかった。





のどかな国道105号線を北へ向かう。











やがて、

ほぼ完ぺきな山間部の道となりカーブがつづき




スコールのような雨が何度も降った。




















工事中の個所はあったが、土砂崩れの場所は無く、順調に最後のドライブはつづいた。


















やがて「道の駅あに マタギの里」に着いた。

















マタギの面影を少し感じる事ができるだろうか?










マタギ





秋田マタギの山々 戸川幸夫・作家  日本の名山2・ぎょうせい1983年発行より転記


マタギとは独特の山岳宗教をもち、厳格な掟の下に団結した東北山岳地帯の職業的狩人集団」を指している。

今日では昭和初期頃までに見られたようなマタギも、マタギ村も消えてしまったが、古老たちはいくらか残存している。
シカリといわれる狩の首領の命令一下、統制のとれた行動の風習は残っているようである。青森、秋田、岩手、山形、新潟、福島にしかいない。

秋田県はマタギの本場といわれる。
田沢湖から森吉山にかけてはマタギの村らしい気配が残っているが、これも早晩に普通の山村と化していくだろう。
秋田のマタギは仙北マタギと阿仁マタギに区別できる。
仙北マタギは田沢湖を中心とする仙北地方一帯のマタギたちで、阿仁マタギは森吉山を中心とする阿仁地方を地盤とするマタギである。

マタギたちの主な獲物はクマで、毛皮と胆(きも)が重要な現金収入源であった。
このほかテンだのキツネ、タヌキ、ウサギ、何でも獲った。大正時代までは野獣も多かったので、マタギ村も活気を呈し、狩猟だけで生活できた。
根子村だけでもクマの肝を売り歩く商人(これもマタギ)が76名もいたというが、今日では1〜2名に過ぎない。
獲物の減少だけでなく、新薬などの普及で、古風な自家用薬は売れなくなったからで、これもマタギを衰退させた。














マタギも出稼ぎも、東北地方から消えてしまったようであり

形を変えて少し残っているような思いもする。











写真には一枚しか撮れなかったが、国道と谷間を併走する鉄道レールがある。




「秋田内陸縦貫鉄道」、その一枚だけの写真。















阿仁をすぎて、里に下り

きれいな水田と山々を見ながら空港に向かった。







つぎ・大館能代空港



2018年7月3日