2018年3月31日   土曜日    尾道市     元・お城博物館「尾道城」      
尾道    引野   大門町    茂平    用之江 
9:09〜11:41     13:00頃    13:30頃    14:00頃    14:50頃





長年、仰ぎ見ていた”尾道城”が落城する。













築城して半世紀以上。

すっかり尾道の景観として、千光寺山公園に定着した風景

いやいや無くてはならないランドマークになっていた。








西展望台から見る「尾道城」。












山陽本線の下り電車が尾道大橋の下を行くとき、

尾道水道、山に伸びる尾道市街地、千光寺、尾道城は山陽本線で最も美しい車窓風景だ!






ビュウホテル前から見る「尾道城」。










築城は福山城や岡山城といっしょで、お城の再建ブームの真っただ中。






「尾道城」の真下から。
















福山城や岡山城と違うのは、

再建でなく新築だった。













山頂に飛び出した尾道城は、

築城当時、確かに違和感があった。















しかし、長年のうちにすっかり尾道に溶け込んでしまった。















市街地からの眺めに欠かせなくなったが、

お城は観光城としては、早々と落城し

見るだけのお城に変化していた。












年々さび行く姿は寂しかったし、

いずれ解体される命運だろうとは・・・誰しもが・・・思っていた。













それでも、決まってしまうとまたさみしい。















撤去の理由の一つに、

”老朽化”がある。

たしかに、屋根の鯱の片方は無く、窓越しに見える内部も荒れているようだ。













撤去理由にもう一つ、

「誤った歴史」があるそうだ。










その理由はなっとくできない面がある。






日本の天守閣はほとんどが観光目的で、史実が判明しない天守、無いことがわかっている天守でも再建や新築している。














お札になるほどの人物、「福沢諭吉」先生は、

過去の遺物として率先して解体が持論だったが、先生の地元

大分県中津でさえ、無かった天守閣が建っている。






偽城をとやかく思う人は少数派のように思う。










芙美子像前の歩道橋から。










あと1〜2年で尾道名所が消えてしまう。















渡船から眺める「尾道城」、

さらば尾道城!





つぎ・元備後ハイツの桜



2018年4月9日