2017年11月19日   日曜日     福武邸   洞松寺   甲弩      
小田郡矢掛町横谷    9:20〜9:54    10:10頃    10:50頃      
           岡山県指定重要文化財「福武家住宅」    




岡山県指定の文化財「福武家住宅」は年に一度、大名行列の日に一般公開されていた。

今年は大名行列の翌週の土日が公開日となった。





元・横谷小学校の校庭から見る福武家住宅。

校庭の向こう側、すべてが福武家住宅。背後は猿掛山城跡。












福武家住宅の特徴の一つ、鉄砲座間。

お城で見る鉄砲座間が住宅にるのは非常に珍しい。










福武家前の道から南を見ると、遥照山・竹林寺山。












受付は長屋門。













入場して見返る長屋門。

二階建てで左右に部屋がある、付き人等の宿泊所。






主屋と長屋門の間は苔の間に通路がある。











これが「主屋」で

写真右が玄関で、お殿様専用の”式台玄関”。
 










えいちゃんは平民で、元をただせば農家の倅。

式台玄関からは入れない。









福武家住宅は見学料が200円、その際資料をいただいたので転記する。

福武家住宅」とは


福武家は代代横谷村の庄屋で、天保時代に庭瀬藩の徒士小姓に任じられた。(お侍になった)

足守藩家老や、早島や和気郡の大庄屋と婚姻関係を結び、在地の豪農であった。


現在残る福武家住宅は大庄屋時代の建物を中心に、明治かけて建設されたものが主要な部分を占めている。

約4700m2の屋敷地は土塀で囲まれ、主屋、長屋門、湯殿・厠、土蔵、水見櫓などが現存する。








”5間流れ”と呼ばれる日本間がつづく。













これは「記帳所」、お仕事の間。












槍や銃や刀剣、

多くの屏風が並んでい入る。










今日はご当主さんも説明役(後ろ姿)。











書は犬養木堂や山田方谷等、歴史上の人物によるものが多い。




絵画は屏風絵。












風呂。

厠と並ぶが、どちらも広い。













水見櫓。












邸内の大銀杏。













主屋から見る庭園。

やや奥が江戸時代で、手前が明治に出来た庭。








そのお庭に降りた。



お庭から見る主屋。












苔の庭が美しく、

庭園を見物するだけでも価値がある「福武家住宅」。












見学のあとで珈琲をいただいた。



前方に門が見えるが、屋敷内部の門。

いったい門の数はいくらあるか?不明なくらい多い。












そして福武家住宅から出た。

この白壁の塀の近くに「高札場」がある、

それは何時でも見れるので写真はなし。






期待して見物しに来た福武邸だったが、

やはり、

予想通りというか、予想以上に迫力があった。


「なんでも鑑定団」がやってきても、鑑定には数年を要するであろう文化財や

長屋の奥には、歴史新発見の貴重な資料が存在しているような雰囲気だった。





つぎ・洞松寺(とうしょうじ)の紅葉


2017年11月21日