2017年6月29日 金曜日
笠岡市
アジサイの花、向こうに山陽本線の黄色い電車が走る。
かつて、笠岡湾のいちばん奥深い場所。吉浜湾頭。
生江浜干拓堤防にあった「一本松」の跡。
生江浜干拓堤防の前の海を埋めてできた団地。
この団地内に金浦公民館がある。
これが金浦公民館。
今日はここに用事があって来た。
用事が終わり、
会議に出席していたSさんにご無理をお願いし、庭園を案内していただいた。
S邸庭園は非常に珍しく、海岸の岩をそのまま利用した庭。
心字池から後方の宮山まで庭園はつづいている。
東京や岡山の女性3名と男性はえいちゃん1人、計4名が見学。
Sさんの説明を受けながら回遊する。
この庭園は「池泉回遊式庭園」。
岡山県や広島県でも類を見ない見事な庭園。
国の文化財に値する庭園だが、残念なことに造園時の記録がないため(年度や庭師が不明)認定されていない。
現在の記録では、俳人の紀行文(1779年)に残るのが最古で、それ以前から庭も邸宅も存在したそうだ。
松やツツジが庭園に多く、
ツツジが咲く季節は特に美しいそうだ。
Sさんは時間を見つけては庭の剪定をしているというお話だが、これだけ広くまた本数があればゆっくり休める日もないだろう。
女性3人は初めての鑑賞だったが、名園とはいえ、ほぼ無名に近いS邸庭園のすばらしさに驚き
二度目だったえいちゃんも、改めて感嘆した見学会だった。
つぎ・大井ハイランドサマーフェスティバルのポスター
2017年7月5日