2014年2月28日   金曜日                 八尋   フジグラン   丁谷   国分寺    田中苑 
福山市神辺町  フジグラン・エーガル8     9:00頃   9:35〜12:05   12:50頃    13:40頃   14:10頃 


前日の天気予報では曇りだったので、「明日は映画でも見に行こう」と思った。


山田洋次監督の「小さなおうち」にするか? 昨年より小説も映画もヒット中の「永遠の0」にするか・・・・悩んだ。




結局「永遠の0」にした。




永遠の0は小説は読んでいないが、ゼロ戦特攻で戦死した物語であること程度は知っていた。








映画はいきなり、嘘っぽい話で始まった。


戦闘機の生存者が戦死者、しかも特攻で死んだ人を、「海軍一の臆病者」とののしる。


生き残った人が、死者を非難する文化は日本には存在しない。(世界中そうだろうが)

それに文化とは関係なく、人間としても有りえない話である。









びっくり仰天だったが、まあお話(お芝居)だから。









ストーリーは大衆受けする3時間テレビドラマの大スクリーン版という感じ。


役者もそれぞれ良かった。

主演・助演・脇役まで熱演だった。


特に遺作になってしまった夏八木勲は印象深かった。







戦争を美化したり、また反戦をテーマにしたものでなく娯楽作品として楽しめる映画ではあった。









映画の終盤で、主役が戦闘機を故障と知って部下の飛行機と交換するシーンがある。






ここで観客は、あらん限りの涙を出して泣く(・・・・と思われる)。が

ここで泣いてはいけない。






なぜなら、

特攻で飛び立った飛行機乗りは生存率は0(ゼロ)。本来ありえない・・・生きて帰った・・人には「生殺し」の「生き地獄」が待っている。その後生還が絶望される戦場に送られて死ぬ。

つまり、その時に死んだ方がよほど楽。






最後までずっこけ話の映画だったが岡田准一も好演で楽しめた。






結論・戦争映画でなく娯楽映画。見てから読む事は不要。読んだ人は見る事は不要。

なお、観客は6〜7人だった。





つぎ・神辺町丁谷の梅



2014年3月1日