2013年12月5日  木曜日      平福    柵原    吉井 
岡山県久米郡美咲町吉ヶ原  8:23〜12:23   13:24〜15:06    15:10〜16:30 
       柵原ふれあい鉱山公園


毎月一回、

第一日曜日に廃止された貨車が運転されることで知られる「柵原ふれあい鉱山公園」。












動態保存されている貨車の運転日の秋に一度、この公園を目指したことがある。


片上からレンタルの自転車で公園の手前、吉野川・吉井川が合流して吉井川になる場所、そこまで来てサイクリングロードが先への
道がわからなくなり。

やむなく吉井町の河原で泣く泣く弁当食べて引き返した。4年ほど前の事だ。


今日はそのリベンジで公園に行く。車で行く。貨車は動かなくていい。その場所に行くのが目的で来た。










吉ヶ原駅横の駐車場に来ると、長〜〜〜い線路が見え、現役と変わらぬ姿の車両が見えた。






「廃線」のイメージは即時に無くなり、この公園に来たかいを感じた。











廃線は何度も見た、触れた、走った。


井笠鉄道・・・一部駅舎と歩道が残る。

鞆鉄・・・・・ほぼ消滅。

下電・・・歩道と公園と車両。

玉野市電・・・歩道と車両。



それらに比べ、とゆうか比較にならないことが一目でわかった。

















車両数と線路からして規模が違う。















ビートたけしの映画ロケ場所。












この踏切あたりでビートたけしはロケをした。田んぼと山々に囲まれた静かな鉄道公園。














ロケ場所の踏切から駅舎方面を見れば昭和の風景がそのまま。


















片上鉄道吉ヶ原駅。

えいちゃん少年時代の大門駅構内といっしょだ。














柵原ふれあい鉱山公園の車両は鉄道だけでない、

鉱山の坑道で使用していたトロッコも展示してある。














更には、



立坑の櫓が残る。





柵原鉱山は東洋一の硫化鉄鉱の鉱山。硫酸の原料として1991年まで操業した。

全盛期は1960年代だったようだ。


岡山県に縁が深い藤田組(同和鉱業)が経営した。














これは「高瀬舟」。倉敷市に展示してある高瀬舟より船が数段大きい。

有名な角倉了以(すみのくらりょうい)が江戸時代初期に吉井川に航路を作った。





(上流へは)40人規模で船のうえ、川のなか、陸から、人夫が船を運航(押す・引っ張る)していた。




藤田組は鉱山から出た鉱石は、最初この船で片上港まで運んでいた。


鉱石運搬のために鉄道を敷設した。












東洋一の硫化鉄鉱山「柵原鉱山資料館」。ここは有料。





鉱山の様子。

昭和30年代の暮らし

企業のお祭りなどを再現したり資料展示している。





資料館は500円だが、見る価値はそれ以上あった。











時流に合わせ、こんなものも公園に置いてある。













鉄道ファンを自称するなら欠かせない場所。

サイクリングファンなら欠かせない道。





昭和の生活に触れてみたいなら欠かせない資料館。



その他いろいろ。


魅力いっぱいの「 柵原ふれあい鉱山公園」だった。






つぎ・吉井城山公園(茶臼山城)



2013年12月10日