2013年12月5日 木曜日 | 平福 | ![]() |
柵原 | ![]() |
吉井 | ||
兵庫県佐用郡佐用町平福 利神城跡 | 8:23〜12:23 | 13:24〜15:06 | 15:10〜16:30 | ||||
やがて雲にも似ているようにも見えていた霧は、
はっきりと「雲海」のまっ白い霧となった。
10:29
天守閣跡から見るまっ白い雲海。
雲海の上に山々のてっぺんが見えてきだした。
これはすばらしい。まさに雲を突く城だ。
大阪のおじさんも、がぜん撮影モードに入ったのが、その身体の動きから察っせられた。
刻々と消えながら移動する雲海。
北側と西側の山々は姿を見せはじめ、
南側の180度は山頂・ピークだけが雲の上。
こんな朝霧、雲海があるのか!
この時、次の予定は省略し雲海が無くなるまで、この城跡に居ることを決めた。
雲海とは弥高山のように幾重にも重なるもの、というイメージを持っていたが
雲突城の雲海は違った。重なることなく大きな白い雲が・・・・
だんだんと低くなり、だんだんと移動し、だんだんと消えてゆく・・・・ものだった。
天守台は完全に快晴の日の姿になった。
天守台跡にある三角点。
このお城の殿様は、城下および支配地を眺めるに”満足感”を感じる「日本一」の城であったように思う。
えいちゃんが今まで登った山城で、
これほどの視界のひろさ、眺めの雄大さはどこがあったろう?
三大山城のうち、備中松山城と高取城は視界の悪さからまったく勝負にならない。(もう1城は未登城)
美しさから言えば石見の「津和野城」だが、視界が狭い。
雄大さから言えば美濃「岐阜城」だが、眺めに美しさが欠ける。
比較できるのは(朝霧があるなら)同じ兵庫の「竹田城」だろうか。
えいちゃんの眼前は、感動の風景が時間とともに変化していった。
2013年12月7日