2013年11月14日   木曜日  10:39〜12:36
笠岡市十一番町 富岡干拓遊水地



十一番町にある遊水池は富岡干拓により、干拓地の一番南側に出来た。





すぐ前には笠岡湾がひろがっていたが、その笠岡湾は干拓地となり今は笠岡水道が航路として残っている。










西側は海辺だったが美の浜や新横浜でできて、今は商業地になった。
















富岡干拓の背後には応神山の長い尾根がつづく。





応神山の麓は江戸時代に鴨方往来が通り、

近代にそれは国道2号線となり、次に山陽本線、その次に新国道2号線が開通し、最後に富岡干拓が出来た。

狭隘な道しかなかった笠岡市笠岡に取って代わる様に市街地化が進んだ。








市街地化が進み住民が増え、

堤防は「十一番町緑道公園」となり、近接する富岡遊水池はそれと一体化した市民公園になった。






冬には渡鳥も飛来し、市民と鳥の憩いの場となっている。







自然に囲まれた、静かな都市公園といえる遊水池だが

とんでもない事が起こっているのを今朝の新聞で知った。














これは、


2013年11月14日 木曜日の「中国新聞井笠おかやま」版。


なんとソーラーパネルで池を覆う事を市役所が「画策」・・・・、でなく決定しているとの事だ。






いったい何を市は考えているのだろう。




そうまでして、わずかばかりの地代・損料がほしいのか。



”貧すれば鈍する”





市民としてほんまに情けない。












富岡遊水池は所有権が市にある理由で、

市は自由に処分していいものではない!




こんなきれいな市街地の池を失うのは市民の恥!



ましてや、市は公園にして、それを自ら喪失さすとは市民に対する違反行為。







是非とも市長または副市長の説明や所見を聞きたいものだ。












えいちゃんは急ぎ、

失わるれ可能性がある、富岡遊水池を見に行った。









遊水池と応神山。

















水門近くから見る遊水池。

















遊水池の水面。




















渡り鳥は冬になるともっと増える。市街地の中にある鳥の楽園。





















笠岡十名山の栂の丸を借景にした写真。

















同じく笠岡十名山であり国立公園でもある御嶽山。












笠岡十名山のうち応神山と御嶽山と栂の丸、それに名勝・古城山が富岡遊水池の借景となっている。







池を一周しただけでは飽き足らなかった。









上から富岡遊水池を見てみよう。








応神山から見よう。







応神山へ登る、車道の脇は秋一色。















老木と蔦。



















車道と笠神社コースの合流地点。



















合流地点から始まる縦走路を山頂へ向かう。




縦走路から見る富岡遊水池。















応神山からの展望。


富岡遊水池が市街地の中心にあり、向かい側の干拓地を併せて見ると笠岡市の中心に位置している。
















1700年前、応神天皇が遊んだ応神山。

天皇が見た応神山の南はすべて海だっただろう。





50年ほど前に出来た「富岡遊水池」、

地形も公園もやっと市民に馴染み、併せて鳥の憩いの場となった。



市役所の都合で今度は消滅とは、・・・・しかもたいした理由もなしで・・・鳥も人も悲しいわ。





つぎ・竹林寺山の紅葉



2013年11月15日