2013年9月4日   水曜日  9:19〜10:23
井原市井原町  井原市立田中美術館  
”井原市制施行60周年記念 田中美術館秋季特別展 生誕130年 彫刻家 高村光太郎展”



朝いつものようにぼんやり窓の外を見ていた。雨が強く降っている。

中学生か高校生か、雨具を着て自転車で学校に行っている。けれど一番多い笠岡西中の生徒は見えない(西中は徒歩)、休校のようだ。


それを見ながら今頃になって気が付いた。


遠方に通学・・・といっても福山市と浅口市程度・・・の中学生は天気が荒れても学校に行き、市内の中学に通学の人は休みなんだな、と。











そうゆう雨と風の日、田中美術館にやってきた。









この天候では当然のことのように、

入館者はえいちゃんが本日一号で、更に退館するまで一人借り切りで田中美術館の作品を鑑賞した。























田中美術館では今「高村光太郎展」をしている。








あの、

僕の前に道はない・・・

や、

ほんとうの空・・・の詩人。




光雲の息子とか、智恵子の夫としても知られる。










井原市は市制施行60周年記記念事業として光太郎の特別展を8/30〜10/20に開催している。


詩人でなく

「彫刻家高村光太郎展」。







田中美術館に入ると多くの作品が並んでいた。







せみ

ざくろ

なまず





胸像



有名な十和田湖の「乙女の像」も試作品が展示されていた。












けれど

やはり田中作品とは比べようもなかった。


田中作品は胸に攻め込むような響きがある。光太郎はちょっと弱い。


わざわざ「彫刻家」と付け加える必要があるほどだ。










そうゆうことで、楽しみにしていた「彫刻家 高村光太郎展」は期待外れだった。








だが、平櫛田中の作品の強さをあらためて鑑賞でき、入場したことに不満はない。展示物には満足。





不満があるとすれば、

館内の標識が間違っていた。えいちゃんが好きな「尋牛(じんぎゅう)」が標識された展示室になかった。



田中美術館は建物内の各部屋への通路が非常に判りにくく、迷路状態。

特別展等での展示室の標識は周知の関係者が表示後、部外者(館内を知らない人)に一度見て回ってもらい手直しした方がいい。




なお、

三階の田中先生の展示室では部屋のまんなかで雨漏りがしていてバケツを置いてあった。施設が相当老朽化しているのだろう。




つぎ・栂の丸@A



2013年9月5日